あした25日(2015年12日)の金曜日が忘年会のピークだろうか。飲みすぎて電車で寝てしまい、気がついたらとんでもないところにいたという経験は案外多いらしい。司会の羽鳥慎一も「よくやりましたよ。起きたら『どこだ?ここは』なんて」と話す。これに救世主が現れたという。
60代男性「大宮に帰るつもりが、なんでこんなところにいるのかな」
東京の西のはずれ、JR中央線の高尾駅は地元の人は「夜になるとシカやイノシシが歩いてるよ」という土地柄だ。終電でここに着いても、あたりには何にもない。近くの「天然温泉高尾の湯」で過ごす人も少なくないという。
そこに休日の前夜だけ「寝過ごし救済バス」が登場した。22日から日付が変わって天皇誕生日のきのう午前1時、最終電車が到着した。改札を出てくる乗客に駅員が「JR八王子駅北口までのバスがございます」と札を持って呼びかけている。運行は西東京バスで、料金は880円だ。八王子まで行けばカプセルホテルもネットカフェもある。
やはり、これに乗り込む人が続々という。52人もいた。うちの一人の60代男性に聞くと、「新宿から大宮だよ」という。新宿で飲んでいて、埼京線に乗るはずを中央線に乗ってしまったのだという。
バスは午前1時40分に王子駅に到着した。昭島市に帰るという30代の男性は「歩いて帰ります」という。八王子から10キロもある。この男性は「大月まで寝過ごしたこともあって、トイレで一夜を過ごした」という常連だった。
要注意!「上野東京ライン」目が覚めたら270キロも先
羽鳥「何やってんだと思う半面、非常に胸が痛いですね」
野上慎平アナ「最近はないですか?」
羽鳥「ないですね。まず外で飲まないから。家で飲みます。宇賀ちゃんは?」
宇賀なつみキャスター「昔はよくありましたね。飯能とかへ行ったり。だから絶対座らないようにしてましたけど、立ってても寝過ごしました」
高木美保(タレント)「お酒じゃなくて、ただ寝てしまって新幹線ひと駅ということがありましたね」
野上が示したパネルには1967年の高雄駅の写真があった。ホームのベンチで一人が寝ていて、その前を駅員がリヤカーで別の一人を運んでいる。
羽鳥「コントだ。ザ・酔っ払いですよ。志村けんさんがやるような」
「寝過ごし救済バス」の発案者はバスの運転手で、サラリーマンだったころに寝過ごして途方にくれた経験があって、人助けをしたいということだったらしい。
羽鳥「全国でもあったら嬉しいですね」
野上「寝過ごし経験は多いですね。このスタジオでも5分の5ですし、統計でも3人に2人です」
タイプは「無限ループ」といって同じところを行ったり来たり。野上は「私は現在でもあります」と頭をかく。次が「瞬間移動」で、新宿から山手線に乗って、気付いたら代々木駅。内回りに乗ったはずなのにおかしいなあと思ったら、1周して1時間経っていた。
宇賀「起きたら恵比寿だったことがあります」
羽鳥「どこから乗ったの」
宇賀「さあ・・・」(爆笑)
羽鳥「学生時代は高田馬場駅なんてそんな奴らばっかりだった」
今年はとくに気をつけないといけないと、野上が出したのがJR宇都宮線だ。3月に上野東京ラインがつながって、黒磯から熱海までが1本になった。270キロ、4時間48分だそうだ。「品川から乗って気付いたら黒磯ってこともありうる」
くれぐれもご注意を。