成人でコーヒー3杯、妊婦2杯、4~6歳児コーラ1本
では、どれだけ摂ったら危険なのか。われわれが日ごろ口にしているものにどれだけ含まれているかというと、大きめのマグカップでコーヒーが135ミリグラム、商品にもよるがエナジードリンクは80~140ミリグラム、紅茶、緑茶、コーラ、チョコレートなどが30~50ミリグラムという。
カナダ保健省が出している摂取許容量は、成人で400ミリグラム(コーヒー3杯)、妊婦300ミリグラム(同2杯)、4~6歳児45ミリグラム(コーラ1本)と なっている。摂りすぎると、めまい、心拍数増加、不眠症などいろいろな症状が出る。東京福祉大学短大の栗原久教授は「日本人は体格が違うから、この数字より少なめがいい」と話す。
清涼飲料水にはカフェイン量に規定がない。ただ、1本あたり200ミリグラムを超えると医薬品扱いになる。
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錠剤は1錠120グラムで、コーヒー1杯分に相当する。栗原教授は「これを10錠も飲んだらちょっと危ない」という。ほかにも、風邪薬とエナジードリンクの併用は非常に危険といろいろ話は出たが、日常の摂取量が多いのは、錠剤をのぞけばコーヒーということ。これまでの生活をとくに変える必要はなさそうだ。「飲み過ぎると危ない」と覚えておけばいいか。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト