男子水球で日本代表がロス五輪以来32年ぶりに五輪出場を決めた。中国・佛山市で行われていたアジア大陸予選最終日の決勝できのう20日(2015年12月)に中国を破った。
「ポセイドン・ジャパン」と言うのだそうだ。「さむらい」や「なでしこ」の陰に隠れて、これまでメディアに取り上げられることも少なかった。キャプテンの志水裕介選手(27)は「苦しみやつらい思いが一気に吹き飛びました。水球をやってきてよかった」と話す。
1試合で1万メートル泳ぐ
決勝は3戦無敗同士の対戦となったが、日本は終始優勢に試合を進め、1度もリードを許すことなく16-10と終了した。とはいっても、実際に試合を見たことのある人はどれだけいるだろうか。せいぜいが「水中の格闘技」といわれる激しいものだくらいの認識だろう。
司会の羽鳥慎一「すごいですね。プールは深さ2メートルで足が立たないんです。足をつかないで、8分の4ピリオド32分。おそろしいスポーツです。そりゃ1試合で1万メートル分泳ぎますよ」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト