サッカーのクラブ世界一を決めるクラブW杯の決勝はきのう20日(2015年12月)に横浜で行われ、欧州代表のバルセロナ(スペイン)が南米代表のリバープレート(アルゼンチン)を破って、欧州勢の3連覇となった。大迷惑だったのはアルゼンチンのサポーターたちだ。またまた前日から大暴れしたのである。総勢2万人といわれる。
大阪・道頓堀ではコンビニ万引き、店員暴行
試合前の午後4時ころ、新横浜駅前から会場の日産スタジアムにかけての道路を大勢の赤いウエアのアルゼンチンサポーターが埋めて、旗を降るわ、歌を歌うわ、踊り歩くわで、一時通行できなくなった。おとといは銀座など都内各所に現れ、代々木公園ではSNSの呼びかけで集会を開き、原宿から流れて渋谷のスクランブル交差点を占拠して、警察が排除する騒ぎになった。先週の準決勝が行われた大阪では道頓堀界隈が占拠され、コンビニで万引きをしたグループが咎めた店員2人に暴行する事件まで起こした。
彼らに聞くと、口々に「サッカーは希望だ」「ある種の感情なんだ。説明するのはむずかしい」「代々受け継がれた習慣」などという。なかには家財すべてを売り払って応援にきたのもいるのだとか。
笑っちゃうのは決勝戦が終わった後だ。リバープレートが3-0で完敗したからか、おとなしく会場をあとにしていた。
仕事やめたり家売ったりして応援駆けつけ
司会の羽鳥慎一「場外でいろいろありましたが・・・」
キャスターの宇賀なつみ「気持ちはわかるんですけどねえ」
羽鳥「終わったら終わったで、ウンという感じ」
石原良純(タレント)「あれは負けちゃったからだよね。勝ってたらもうひと盛り上がりあったんじゃない」
齋藤寿幸レポーター「仕事を辞めたり、家を売り払ったりしてという熱狂的なサポーターもいるんですね」
羽鳥「信じられない。本当にそうなの?」
住田裕子(弁護士)「コンビニの件はもちろん、交差点の占拠だって刑事事件ですからね。(コンビニの件は)防犯カメラで犯人を特定してほしいですよ」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「イギリスのフーリガンもそうだけど、貧困がからんでます。貧困がなければ、こうまでサッカーに熱狂しない」
石原「日本だからこれで治まったんでしょうね。(サポーターの騒ぎとしては)小ちゃい方だと思いますよ」
それより気になったのは、横浜や渋谷、道頓堀などの道路占拠の映像にモザイクがかかっていたこと。ニュース映像にやみくもにモザイク入れるなよ。