飼い犬が忽然と消える事件が群馬県昭和村で続いている。この1年間で7匹にもなる。最初は昨年12月(2014年)のメスの雑種ハナで、庭のベンチとつないでいたワイヤーが途中で切れていた。飼い主は「石にこすれて切れたのかわからない」と話すが、この後、近くの犬が夜のうちに消え続ける。
飼い主「まったく吠えなかった」
今年8月には最初の家から5分ほどの住宅からミニチュアダックスフンド、9月にはオスの柴犬がいなくなった。「いなくなる理由も、何かを引きずった跡もない」と飼い主たちは不思議がる。
2匹が消えた家もある。いずれもメスで、8歳のセッター犬と紀州犬だ。檻にカギをかけてあったが、再び施錠されていた。先月23日(2015年11月)には4匹飼っていたうちの1匹だけが消えた。「いつもはよく吠えるのに、4匹とも吠えなかった」と飼い主の女性は話す。その晩は人の気配があり、なにかがやがやした感じだったという。
これまで7匹・・・警察も捜査
消えた犬の犬種や年齢はばらばら。成犬で屋外で飼われていたことが共通する。吠えた形跡がないのがいっそう不気味だ。犬に慣れた人物が連れ去ったのか、何度か通ってならしたのか。「夜は怖いですよ。そっとでいいから返して」と飼い主は話す。警察は窃盗の可能性があると調べている。
司会の小倉智昭「訓練された猟犬が盗まれることはたまにあるんですね。今回はセッター犬以外は猟犬にできないはずで、なんの目的で盗んだのか。飼い主はたまりませんよ」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト