ここまで来たかアメリカ銃野放し社会!専門通販放送局が24時間いつでもお届けします
通販といえば、『ニューズウィーク日本版』に驚く記事がある。来年1月20日(2016年)から、カリフォルニア州で全米初の銃器専門通販の放送局「ガンTV」が立ち上げられ、銃や銃弾、付属品の販売をオンラインで行うというのである。
12月初めにこの州のサンバーナディーノの障がい者支援施設で銃の乱射事件が起きたばかりだし、ここは全米で最も厳しい銃規制法があるのにだ。銃暴力防止団体のローラ・クティレッタ上席弁護士は「銃の犠牲になる人は年間3万人。その多くは自宅で銃を見つけた子供たちだ。(銃は=筆者注)夜中の3時にテレビを見ながら、ふと思い立って買うものではない」と、この通販を批判している。だが「恐ろしい事件が起きると銃を捨てるのではなく、銃を買いたくなる」(ニューズウィーク日本版)のがアメリカ人なのだ。
銃を買うときには身元審査が行われるが、1日の処理が最高だったのは12年に26人が銃の犠牲になったサンディーフック小学校事件の翌日の17万7170件だったが、パリのテロ事件が起きた後の先月27日(2015年11月)には、その記録を塗り替える18万5345件の身元照合があったという。
テロを企てようとしている犯罪歴のない人間も、ネットで簡単に銃を手に入れることができるのだ。こんな国に私は住みたいとは思わない。