三省堂の辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2015」が14日(2015年12月)に発表された。大賞に選ばれたのは「じわる」。いじわるを簡略化したことばかと思ったらそうではないらしい。今年の新語は公募で集まった延べ667語から、今後、辞書に残りそうな新しい意味のことばを辞書の編纂に携わるプロたちが選んだ。
10~20代は「よく使います」
ベスト10の中から大賞に選ばれた「じわる」は、「面白さなどがジワジワと感じられる」という意味だそうで、10~20代が「よく使います」という若者ことばだ。では、ベスト10にはいった他の新語は―
2位 マイナンバー
3位 LGBT(性的少数者)
4位 インバウンド(閉ざされた空間の中にいる意味で、観光客として招かれた外国人などに使う)
5位 ドローン
6位 着圧(ストッキングをはいていると足痩せするなどの意味)
7位 言(ゆ)うて(と言っても)
8位 爆音(最大限の音量)
9位 刺さる
10位 斜め上(流れと異なった予想外のこと)
ブロガーのはあちゅう「『とりまあ』も大学生がよく使いますよ。『とりあえず、まあ』という意味。LINEでこれ1個送ったら意味が分かる、コミュニケーションが成り立つんです」
司会の加藤浩次「新しいことばってSNS(ソーシャルネットワーキング・サービス)で使う文字から始まっているんですね」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト