羽生結弦選手はスペイン・バルセロナで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで、12日(日本時間2015年12月13日)の男子フリーでほぼ完璧な演技をみせ、先のNHK杯で出した歴代最高得点を更新する330点台を記録し、3連覇も達成した。
前代未踏の330点台
すでにショートプログラム(SP)で110.95点の最高点を出していた羽生は、フリーで映画「陰陽師」の音楽に乗ってのびのびと滑り、注目のジャンプを全て決めた。「モーニングショー」はそれを点数付きですべて見せた。
4サルコウ(13.50点)
4トウループ(13.30)
3フリップ(7.20)
4トウループ・3トウループ(18.06)
3アクセル・ 2トウループ(13.78)
3アクセル・1ループ・3サルコウ(17.17)
3ループ(7.11)
3ルッツ(8.40)
トータルは219.48点(NHK杯216.07点)で、SPとの総得点は330.43点(同322.40点)と前人未到の得点となった。
試合後の会見では「(これまでは)『おお、こんな演技できた』って思うくらいびっくりしていたんで、今回はそうじゃなくて、完全にこれを狙ってやっていました」「どんな環境でも、どんな状況でも、自分がしたい演技をするのが目的だったので、それがクリアできてよかった」と滑らかに話した。
浅田真央ジャンプの失敗で6位沈没
ノンフィクション作家の新郷由起「見ていて鳥肌が立ちました」
石原良純(タレント)「ジャンプがあまりにもきれいでねえ」
宇賀なつみキャスター「あまりびっくりしない自分にびっくりしちゃう」
司会の羽鳥慎一「300超えたんだと驚いていたのに、330ですから、これからも楽しみです」
いやいや、そう簡単にいくものか。この得点は全スケーターの目標になるし、今後は羽生自身がこれに苦しめられるかもしれない。
「モーニングショー」は他の選手については一切触れず。代わって伝えておこう。男子2位はスペインのハビエル・フェルナンデスだったが、3位に今季からシニアに本格参戦した宇野昌麿(中京大中京高)が入った。女子は初出場の宮原知子が安定した演技で、SPの4位から巻き返して総合2位。NHK杯優勝の自信があふれていた。
浅田真央はジャンプの失敗が相次ぎ6位に終わった。