「細菌のお花畑」腸内フローラを育てよう!善玉2、悪玉1、日和見7の黄金比率

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   「21世紀は腸の時代」と医学会で注目されている腸内フローラを上重聡キャスターが「週刊からだニュース」コーナーで取り上げた。腸内フローラとは何なのか。腸内研究の第一人者で理化学研究所イノベーション推進センターの辨野義己博士によると、フローラはラテン語の花畑の意味で、顕微鏡で見ると腸の内部で色とりどりの細菌が花畑のように群生している様子を示したものという。これまでその細菌の実態がよく分からなかったが、遺伝子による解析が進み、ようやく腸内環境の全容が見えてきて、今年は「腸の時代の幕開け」だという。

高血圧症、動脈硬化、自閉症、認知症・・・万病に関与

   腸内の細菌は1000種類、500兆個、重さにすると1.5~2キロもある。大きく分けると、ビヒィズス菌や乳酸菌など消化・吸収を促し免疫力を高める善玉菌、大腸菌やブドウ球菌など有害物質を生み出し病気の元になる悪玉菌、善玉や悪玉にもなる日和見菌に分けられる。

   この3種類の菌が、善玉2、悪玉1、日和見7の黄金比率でバランス良く保たれている状態が健康で、辨野博士は「太りやすい人、太りにくい人は腸内フローラに原因があるし、高血圧症や動脈硬化、自閉症、認知症に至るまで腸内フローラが関与していることが分かってきました」と話す。

文   モンブラン
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