司会の小倉智昭「どこまで伸びるんですかね」
キャスターの菊川怜「異次元の記録です」
グランプリファイナル男子では初めての3連覇でもあった。
本番を想定した練習で自信
羽生はフリーでも4回転ジャンプを鮮やかにきめ、流れるような圧巻の演技だった。これにはそれまで1位につけていた地元スペインのフェルナンデス選手も脱帽で、もう大笑いで祝うしかなかった。羽生が尊敬しているトリノオリンピック金メダル、プルシェンコもツイッターで「フィギアスケートとはまさにこのことだ。ユズ、君は僕のヒーローだ」と絶賛した。
スポーツジャーナリストの野口美恵さんによると、NHK杯から2週間後のグランプリファイナルは「気持ちが守りに入ってしまうのではないか、他の選手がノーミスの中で自分もできるかの不安を抱えての大会だった」と解説する。それを羽生は本番を想定した練習を繰り返すことで乗り越えた。
珍しく涙・・・「まだ絶対王者という言葉の響きに合ってない」
試合後「プレッシャーはありましたけれど、皆さんが支えてくれました」と語り、珍しく涙も見せた。「まだ絶対王者という言葉の響きにあっていません。常に納得できるパフォーマンスをしたい」と話している。
小倉「2大会連続でこの滑りをノーミスでやるとはどういうことですかねえ。すごい。いまフィギア選手をめざす人が増えていて、層がどんどん厚くなっています。日本のフィギアスケートのレベルはどこまでいくのでしょうか」
来週25日から全日本フィギア選手権が始まる。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト