子連れ寸借詐欺!同情かって「財布忘れてきた」「泊まるところがない」

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   子連れで同情をかい、大阪、奈良などで60人以上から寸借詐欺を繰り返していた男女が、詐欺の疑いで奈良県警に逮捕された。飯田敏和容疑者(39)と内縁の妻・木ノ桐久味子容疑者(37)で、8歳の娘を連れて4年間ホテル暮らしを続け、子どもは学校へ通わせていなかった。

「すごく対応がよかったし、子どもがいるからまさかと思って」
「子どもが寒そうな格好をしていたから」
「子ども込み込みの詐欺はないやろと」

   だまされてお金を貸してしまった人たちは口々にいう。カギは子どもだった。

被害者60人「子どもが寒そうにしてたので1万円貸してしまった」

   直接の逮捕容疑は、7月(2015年)に奈良市内で大阪の男性(24)に「友人の家に泊まっていたが、田舎者なのでオートロックのシステムを知らず、財布を置いて外出してしまった」「今夜泊まるところがない」などといって、1万円を詐取したというものだ。

   これとは別に、大阪の男性が被害にあったことを似顔絵つきでブログに載せたところ、被害者が次々に現れた。奈良の件で被害者が届け出たことから、奈良県警が指名手配し、大阪府警の捜査員が4日(2015年12月)に大阪市内のパチンコ店で飯田を発見して逮捕。子どもを保護した。飯田は「金は返すつもりだった」と容疑を否認しているという。

   飯田は言葉巧みで、まさかと思うほどの人が金を「貸して」いた。「遊園地へ行く予定だったのにねえ」と子どもに話しかけると、子どももうなずいていたという。借りた人には名前と住所を書いて渡していたが、親戚の名前を騙ったりしていた。

4年間ホテル暮らし・・・8歳の娘は学校通わせず

   司会の羽鳥慎一「こんな手口があるんですね」

   菅野朋子(弁護士)「子どもをつかった窃盗はよくあるが、詐欺は珍しいですね」

   羽鳥「返すつもりだったと言っている」

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「返してもらえるとおもっているから貸してるんですね。また、『かわいそうだ』というので貸している。目の前にいて、寒そうにしていたらねえ」

   子どもは児童養護施設などに預けられ、学校に通わせず、犯罪に加担させていたことで親権停止・喪失の可能性もあるという。

   飯田は徳島出身で、大阪の専門学校へ進んだが、中退して徳島へ戻って結婚したが離婚した。34、5歳のころから詐欺を働いていたらしい。 全国各地から返済を求める電話が親戚のところへ殺到していたという。

   玉川「男の方は子供を利用したとしても、母親は何を考えていたのか」

   そんなことで生きていける社会とは何なのか、考え込んでしまう。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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