テレビ朝日がお笑いを競技に仕立てて全国区にした「M-1グランプリ」が5年ぶりに復活し、きのう6日(2015年12月)に決勝が行われた。9組が臨んだが、敗者復活戦を勝ち上がった斎藤司・たかしの「トレンディエンジェル」が第11代目のチャンピオンになった。
M-1グランプリは01年の第1回の「中川家」から、「ますだおかだ」「フットボールアワー」「アンタッチャブル」「ブラックマヨネーズ」と人気ものを輩出してきたが、10年の「笑い飯」で中断していた。
「神様が教えてくれた」敗退からの気持ち立て直し
準決勝で8組が残ったが、トレンディエンジェルはいなかった。敗者復活戦は20組で行われ、うちの5組は過去のM-1のファイナリストだ。ピリピリとした緊張のなかで、笑いを取る熾烈な争いが続いた。今年が最後という「ナイツ」の土屋伸之と塙宣之は大変なハイテンションを見せ、「いつもの漫才じゃダメだから」。過去2回決勝進出の東京ダイナマイトは、松田大輔が「ネタを飛ばしました」。ハチミツ二郎が「何年芸人やってんだ、バカヤロウ」という始末。
敗者復活を勝ち残った「トレンディエンジェル」は決勝でも絶好調だったが、たかしは「ちっちゃくまとまっちゃった」と厳しく自己評価していたが、「銀シャリ」「ジャルジャル」を抑えてトップに立った。
トレンディエンジェルがスタジオでさっそくネタを披露した。昨夜から「興奮で寝てない」というわりには元気はつらつ、口も滑らか。「復活してから30分くらいで優勝しちゃったんで」「あっという間だった」
司会の羽鳥慎一「1回負けてがっくりきて、その気持ちの切り替えはどうしたんですか」
斎藤「時間が解決してくれるというのを、神様が教えてくれました」