「スマホ老眼」が広がっているらしい。いや、スマホだけではなく、携帯全般で、姿勢にも悪いのだという。電車でも街中歩きながらでも小さな画面を見ているのだから、まあ当然か。
「たまにピントが見にくい」「焦点がボケたり」というのがそれ。スマホを1日に1~2時間使用はざら。長い人は10時間、「風呂でも見てる」という人もいる。中毒状態だ。眼科医は、「近くで画面を長く見ていると、視線を上げてもピントが合いにくい」という。
老けた「スマホ顏」下向きっぱなしでシワ固定
老眼は加齢で水晶体が硬くなって合焦力が衰えることだが、スマホ老眼は長時間近距離をにらんでいるために水晶体の筋肉が固まって、急には遠くが見えにくくなる状態をいう。
眼科医は「40~50センチ離して見るのがいい」というのだが、街でスマホ・携帯を見ている人を測ってみると、若い人で20~25センチ、50代になると40~50センチと長くなる。メガネ店の検眼結果でも、従前より5歳くらい「老化」がみられるという。
また、画面を見るため猫背になり、長時間続けていると「スマホ首」という症状も出る。整体の専門家は、肩こり、首のこり、首が回らない、後ろにそらすと痛いとかいう障害が出てくるという。「スマホ顔」というのもある。3時間、4時間と続けているとシワが固定したり、フェースラインがたるんで、老け顔になるのだ。
キャスターの宇賀なつみ「どうすればいいんですか。笑いながら上を向けばいいんですか」
司会の羽鳥慎一「話せばいい」
菅野朋子(弁護士)が「パソコンでも(下を向く)ノートパソコンより、(視線が高い)デスクトップの方がいいといいますね。これになるから」と目の下にシワを引いてみせた。
羽鳥「下を向いて画面を見ると、自分の5年後の顔が見える」
宇賀「ひや~」
1時間いじったら10分休め
野上慎平アナが「スマホ肩」「スマホひじ」「スマホ腱鞘炎」もあるといい、「簡単にできる対策をお教えします」という。姿勢をまっすぐにしてスマホなどを40~50センチ離す。
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「ボクはそうしてますよ。老眼だから」
もひとつ、スマホを持つ手が下がっていくのを防ぐために、反対の手を脇にはさむ。その姿勢で羽鳥がやってみる。普通にすると30センチ。40~50センチにするにはかなり腕を伸ばさないといけない。脇に手を挟むのは有効のようだ。
老眼対策は1時間に10分休む。蒸しタオルなど温かいもので目を覆ってリラックスさせる。もうひとつが目のストレッチだ。首を動かさずに上下左右斜めに視線だけを動かす。みんなやってみて、宇賀は「すっきりします。普段しない動きだから」
玉川「(ホントの)老眼も関係あるの?」
野上「あります。スマホで悪くなる」
羽鳥「ストレッチは気持ちよかった」
こいつは年寄りにはいっそう効くと思いますよ。