運用開始の来年から被害拡大
いずれもすぐウソとわかる手口だが、街で聞くと「だまされちゃうかもしれない」「犯罪といわれたらドキッとするね」「親が心配」「100%払っちゃうな」など、被害者予備軍がゾロゾロしている。
弁護士の菅野朋子は「手口はどんどん新しくなる」という。
司会の羽鳥慎一「届いたか届かないかのいまだから、危ない」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「いや、届いたらもっと危ないんですよ。多分、ナンバーは漏れますから、電話で『あなたのナンバーは、××××ですよね』と言われたら、もっと信じる」
紹介されたのは被害の実例だが、未遂とみられるものも多い。役所を名乗る女性が訪れ、マイナンバーの手続きに必要だといわれて書類に印を押した(70代女性)というのがある。書類は借用書かもしれないし、女性の様子をさぐっていたのかもしれない。ほかには、マイナンバーで隠し財産がバレるから「金を買え」という勧誘もあるという。
そして本当に怖いのは、マイナンバーが動き出す2016年から。「ナンバーが漏れてますよ」詐欺が横行するだろうという。金がない人が一番安全か。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト