交際相手殺害・菊池あずは初公判!「性同一性障害、知的障害」情状酌量主張

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   今年2月(2015年)、交際相手だった男性(当時48)を牛刀で刺し、金属バットで殴るなどして殺害した罪に問われた銀座の元ホステス、菊池あずは被告(29)の裁判員裁判の初公判がきのう1日(2015年12月)、東京地裁で開かれた。スラリとしたプロポーションでタレントとしてDVDに出演していた頃とは様変わりで、背中を丸め、髪は無造作に束ね、やつれたような表情で入廷した。

   菊池は起訴事実について「間違いありません」と認めた。判決は金曜日の4日に言い渡される。

福岡から上京し、20歳で性別適合手術

   菊池は福岡県の出身で、モデルにあこがれ上京したが、生まれたときは男の子だった。性同一性障害と診断され20歳で性別適合手術を受けた。

   弁護側は「菊池被告は元男性で、性同一性障害のほかに、軽度の知的障害や広汎性発達障害があり、これらが犯行に影響した」と主張し情状酌量を求めた。広汎性発達障害の特徴について、「コミュニケーション能力の欠如、興味のあるものだけに執着、考えの軌道修正が苦手」などと説明された。

   検察側は「インターネットで殺害方法を検索するなど計画的で、殺意が強く、動機は自己中心的で身勝手」と指摘した。被告人質問で菊池は「初めは幸せだったが、『もう愛情はない。残っているのは情けだ。空気のようにしていろ』と言われ、殺しちゃおうという気持ちになった」と述べた。

裁判員どう判断するか?障害と犯行の影響度

   司会の小倉智昭「障害が事件にどう影響しているのか、判断するのは大変難しいですよね」

   深澤真紀(コラムニスト)「これを裁判員が判断するには、専門的な知識がないと難しいですね。私が裁判員だったとしても、ちょっとわからない」

   デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「どの程度の障害があったのか、わからないのですが、単純にみれば、極めて計画的で温情の余地はなかなか見当たらないと思いますね」

   事実関係に争いはなく、争点は量刑のみとなっている。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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