「2015年新語・流行語大賞」が決まった。ノミネートされた50のことばから選ばれたトップ10は、腹の出始めた男のお笑い芸人が「安心してください、穿いてますよ」、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手の「五郎丸(ポーズ)」、盗作騒ぎの東京五輪「エンブレム」、さらに「安倍政治を許さない」「SEALDs」「トリプルスリー」「ドローン」「一億総活躍社会」「爆買い」「まいにち、修造」だった。
「打率3割」「本塁打30本」「盗塁30」65年ぶりとはいっても・・・
大賞となったのは「爆買い」と「トリプルスリー」だった。トリプルスリーとは、プロ野球で「打率3割」「本塁打30本」「盗塁30」超えを同時に達成することを言う。今シーズンはソフトバンクの柳田悠岐選手(27)とヤクルトの山田哲人選手(23)のが達成し、1950年以来65年ぶりとなった。
コラムニストの犬山紙子「トリプルスリーはさほど聞いていなかった。これ流行語というというのかな」
評論家の宮崎哲弥「トリプルスリーって過去8人います。今年2人による65年ぶり達成は快挙だと思いますが、プロ野球に関心ない人たちはいったいなんだろうという世界だと思いますよ」
司会の加藤浩次「年間大賞って2つって決まっていないんでしょ。じゃ、五郎丸を入れるべきだよ。僕の感覚としては『安心してください』を入れて4つというのはどうですか」
それにしても、年々ハッとするような巧みな「言葉の妙」がなくなってきたのが残念。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト