民主党の小見山幸治参院議員が、高級スポーツジムに通った費用を政治資金から出していたことがわかってひんしゅくを買っている。本人は「政治活動だ。税金は使ってない」と弁解しているらしいが、地元選挙民からはボロクソだ。答えは次の参院選で出るだろう。
ツイッターで大食い自慢
先に公開された政治資金報告書で明らかになった。小見山議員の政治資金管理団体が、「スポーツ振興の一環」としてスポーツジム「ライザップ」の費用を支出していた。ライザップは有名人の太鼓腹が2か月で筋肉に変わったというCMで知られるようになった。「結果にコミットする」がうたい文句で、費用も高いが、ハードなトレーニングときびしい食事管理を課せられる。
小見山議員は岐阜選挙区から2010年初当選した。もともとスポーツ振興に力をいれていたといい、昨年(2014年)1月ころから秋にかけて「ライザップ」に通った。その費用75万円だった。
「モーニングショー」はいじわるにも小見山議員のツイッターを丹念に拾った。「昼は大好き味噌カツ」「冷したぬきのダブル」「三連休、鰻、餃子に続いて今夜は焼き肉。スタミナつけてがんばります」と書かれていた。ご丁寧に、スタッフが議員いきつけの味噌カツと冷したぬきの店を訪れて、食べてみせた。「大変なボリュームです」
秘書に聞くと、議員がライザップに通ったのは「5、6回か7、8回だと思う」「結果は出てる?」
「理論的に学んだことはあるんじゃないですか」。
議員がジムに通い始めた頃と半年後の映像を探し出してきて比べた。どうもなにも変わってない。これをまた地元選挙民に見せて、「得たものがなにもないんならムダなお金」といわせた。まさに注文通り。