ゴルフ美人賞金女王イ・ボミに韓国内の雑音「国を捨てて日本に魂を売った」
もう1本は韓国出身の美人ゴルファー、イ・ボミ(27)の話。彼女は2000人のファンクラブが組織されているというほどの人気者である。彼女の今シーズンの獲得賞金は2億2581万円にもなる。男関係は忙しすぎて今のところないようだが、彼女の力の源は週1度のうなぎ。それが彼女の勝負飯だそうだ。
ここまで来るのには相当な苦労があったようだ。スポーツライターは、彼女が昔熱中していたのはテコンドーだったという。しかし、月謝を払えなくなって父親にバレ、どうせならゴルフをしなさいと説得されてこの道を選んだそうだ。
「自宅からひと山越え、日本海に近い場所にある練習場まで、クルマで片道1時間半。そうやって練習ラウンドに出られるのはまだマシな方で、普段は砂を入れた軍用のバッグをアイアンで叩いてインパクトの加減を学んでいた。たまの遠征も宿泊はホテルではなく、そのクルマのなかでだったと言います」(スポーツライター)
厳しい環境ではあったが、彼女の才能は開花しつつあった。さらなる高みを目指してゴルフ部のある北西部の高校へ転向した。高校2年生の時で母親も一緒だった。そうした苦労がやっと花開いた。
「本人はできるだけ日本語で話そうとします。相手にうまく伝わってないなというときだけ通訳を頼る。とにかく、日本に溶け込もうという姿勢がびんびん伝わってくるのです」(専門誌記者)
ところが、こうした彼女の姿勢が韓国側の反発を呼んでいるという。国を捨てて日本に魂を売ったのかと悪しざまにいわれたそうである。一時は落ち込んだが、最近はこのまま日本で引退したいといっているようだ。
昨年9月に癌で亡くなった父親は、日本で賞金女王になれ、韓国代表でリオ五輪に出ろと遺言したそうだ。前者はクリアしたものの、五輪出場はメジャー通算17勝を誇る朴仁妃を筆頭に韓国勢は粒揃いだから、そう簡単ではないようだ。
来年、イ・ボミは少いながらもメジャーに参戦予定だという。そこで好成績を収めれば、出場権獲得圏内に食い込むことも不可能ではないそうだ。彼女ならやってくれそうな気がする。