男子小学生を全裸にして撮影したなどとして東京都三鷹市の小学校教諭、熊沢正通容疑者(38)が警視庁に強制わいせつと児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された。自宅のパソコンに裸の低学年男子の写真が多数あった。
今年(2015年)5月、都内で男子児童の裸写真を撮ったとされる。昨年には小学校で女の子を膝に乗せて三鷹市教育委員会から注意を受けていた。
「親に言っちゃだめ」と口止め
熊沢は数年前から杉並の自宅近くの小学校に通う子どもを毎週末に集めて子ども会を開き、低学年男子に公園で海水パンツに着替えをさせて撮影していた。子どもたちには「親に言っちゃだめ」と口止めをしていた。さまざまな色のTシャツを1枚1500円で売り、自分を「十二色中将」とよばせていたという。
近所の母親は「公園で遊んだり、新聞を作ったりしていました。写真の話を聞いたので行かさないでよかった」と話す。「子どもたちは安心していただろう」と話す人もいた。逮捕を聞いて、ショックで学校の授業を受けられない子どももいるという。親は子どもたちにどう説明したらいいか、戸惑いが広がっている。
遅れている「チャイルド・マレスター」対策
司会の羽鳥慎一「一面だけ見ると、課外活動に積極的な人だなともとれますが、逮捕容疑を聞くと問題ですね」
わいせつ行為で懲戒以上の処分を受けた公立校教諭は2013人と少なくない。教育評論家の尾木直樹さんはチャイルド・マレスター(小児性愛者)について、「日本には対応マニュアルがないんです。子どものトラウマに早急に対処しなければいけない。見抜けるのは親だけだから、子どもの話を注意深く聞く必要があります」と話す。
羽鳥「親子のコミュニケーションが大事ですね」