教え子の小学校低学年の男子児童を自宅マンションに連れ込み、裸にして写真に撮っていた東京三鷹市内の公立小学校教員・熊沢正通容疑者(38)が25日(2015年11月)、強制わいせつ、児童買春ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。「親にしゃべちゃダメだよ」と口止めをしていたという。
警視庁によると、数十人の児童が被害にあっていたとみられ、自宅のパソコンから男子児童の裸の写真が大量に見つかった。熊沢は「自分が脱がせたわけじゃない」と話しているという。
毎週土曜日に「虹色学級」
熊沢は07年に東京都教職員に採用された。学校関係者によると、「性格は普段は温厚でおとなしく、子どもに対して情があって慕っている子も少なくなかった」と高い評価をしている。1年生から6年生までの男子児童だけを集めて「虹色学級」という課外活動を続けていて、毎週土曜日に杉並区内の小学校を借りて竹トンボや新聞づくりをしていた。杉並区の申請された書類には「子どもたちの喜ぶさまざまな活動を行う少年団体」と記されていた。
ところが、参加した子どもの証言によると、学年によってTシャツの色を変え、子どもたちが作った新聞の自己紹介欄には熊沢が「子どもたちの友であり師匠、イメージカラーはあか」と書いていた。長髪で小太りの体型に、いつも赤い服をきており、子どもたちに「中将」と呼ばせていたという。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト