コンビニのアルバイト店員が客を盗撮したうえ、実名、住所、免許証データなどまでツイッターに投稿して口汚くののしっていた。店は神奈川県厚木市のセブン-イレブン厚木市立病院前店で、30代の男性店員は4年ほど前から深夜の勤務を続けており、週刊誌を立ち読みする客などの様子を、「悪い店員」というアカウント名で書き放題を繰り返していた。
これに気付いた客の通報で、20日(2015年11月)に発覚した。
被害男性「ブツブツいう変な店員がいた」
ツイッターへの書き込みはこんな具合だ。「情報窃盗(立ち読みのこと)を行ったクズ一覧でございまぁす」「生産能力のない穀潰しは死んで当然でぇす」「今現在店内にて、情報の万引き(立ち読み)を行っているXX(実名)。安定のクズっぷりだ」
すべて映像つきで、客の顔も車のナンバーも修正されずにそのままだった。なかには免許証もあった。宅配便の受け付けでコピーしたらしい。
「宅配便一件、しかも着払いだけで、売り物読みあさったXXXX(実名)。ご丁寧に、個人情報を教えて下さったww」「いいですかぁ?みなさぁ~ん!店員おこらすとここまでやられる事覚悟の上で嫌がらせしてくださいねぇ?」
コンビニの利用客はたまったものではない。「気付かない間に盗撮というのは怖い」「ネットはすぐ広がっちゃうので、やめてほしい」「やっぱり、足が遠のくかもしれない」などという。「やめてほしい」もなにも、いったんネットに載ったら本人が削除しない限りずっとある。拡散したものはどうしようもない。
書き込まれた男性は「雑誌コーナーの前に立ったとき、ブツブツいいながら急に前に入ってきて雑誌の整理しだした店員がいた。変わった人だなという感じをもった」という。この男性は「XXマンションのX号室にいるXXXXという神様(笑)は万引き(立ち読みのこと)常習犯だから、住処に火を放て!www」とやられた。すべて実名だ。
開き直る30代店員「立ち読みは情報の万引き。公開するのは防犯」
「あさチャン」はこの店員に話を聞いた。すると、「1冊まるまる熟読するとか、情報の万引きじゃないですか。次々と読み潰されて、商品としても意味がなくなる。売れなければ、働いている人間に給料がまわらない。姿を公開するのは、よくいえば防犯」と言い放った。
コンビニ側は「お客さまの信頼を大きく裏切る行為で看過できない。お詫び申し上げる」といっているというのだが・・・。
司会の夏目三久が「これは罪に問われないのでしょうか」とフリップを示した。誹謗中傷は名誉毀損罪、侮辱罪もありうる。氏名、住所などの公開はプライバシーの侵害で損害賠償にもなる。また、これで客足に影響が出れば、店が被害届を出せば業務妨害罪も、損害賠償もありうる。
龍崎孝(TBS解説委員)「コンビニで振り込みもできるが、信用して個人情報をさらしているわけですよね。悪用しようと思えば、できることがこれでわかりました。店の方も啓発してほしいですよ」
世の中みんな信用で成り立っている。だから悪用には弱い。テロだって同じことかもしれない。