大阪・伊丹空港で10月17日(2015年)午後6時50分ごろ、乗客・乗員107人を乗せた着陸寸前の旅客機操縦席の窓に何者かがレーザー光線を照射する事件があった。幸いレーザー光線はパイロットの目には入らず無事に着陸できたが、目に入れば失明し大惨事を招く恐れもあった。
各空港で頻発!確認されただけでも150件
照射を受けたのは松山発の全日空1648便で、上空300メートル付近を下降中にパイロットが操縦席の窓にレーザー光線が照射されているのに気付いた。この50分後には、別の旅客機にもレーザー光線に照射され、伊丹空港周辺では10月以降にレーザー光線による照射が何度か確認されている。
レーザー光線は出力が高いものは8~10キロ先まで届き、目に直接あたると視力の低下や失明する恐れがある。大阪府警は故意に旅客機を狙って照射しているとみて威力業務妨害の疑いで捜査を進めている。
国土交通省によると、ここ5年間で旅客機に対するレーザー光線の照射は150件もあったという。司会の小倉智昭が「エッ、そんなにあるの」と驚いていたが、一刻も早く検挙することだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト