パリ同時テロ首謀者殺害!商業地区やドゴール空港襲撃など新たな計画

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   フランスのカズヌーブ内相はきのう19日(2015年11月)、パリの多発テロの首謀者アブデルハミド・アバウド容疑者(27)が、前日の銃撃戦で死亡したと発表した。銃撃と自爆で遺体の損傷がはげしく、指紋で確認されたという。

   13日夜の襲撃のあと、オランド大統領は「テロはシリアで計画された」として、首謀者のアバウドはシリアにいると思われていた。カズヌーブ内相は「アバウドが16日にギリシャにいた」という通報が欧州以外の国(名前は明らかにせず)からあったことを明かした。

   そして、テロ実行犯が残した携帯電話の記録や電話の盗聴、関係者の尋問からアジトを割り出し、18日未明の急襲・銃撃戦になったという。急襲はアバウド逮捕が目的だった。

IS「次はニューヨークだ」

   内相によると、アバウドのグループは次にパリ郊外の商業センター「ラ・デファンス」地区やシャルル・ドゴール空港の襲撃を計画していた。

   イスラム国(IS)は19日のネットに、複数の人物が身体に自爆用の爆薬を巻き付ける映像とともにニューヨーク市街の映像も流し、あたかもテロを準備しているかのような印象を与えた。しかし、デブラシオ・ニューヨーク市長は「信じるに足る具体的な脅威はない。市警はFBIと連携し対策をとっている」と安全を訴えていた。

   テロの報復としてフランス、ロシアはIS支配地域への空爆を強化しているが、毎日新聞前政治部長の前田浩智が空爆の効果を解説した。アメリカを中心とする有志連合による空爆開始から1年以上になり、この12日までに8125回、攻撃対象は軍事拠点や資金源になっている精油関連施設など1万6000か所に及ぶ。

   ただ、昨年7月と今年9月を比べると、ISの活動範囲はかえって広くなっており、外国からの戦闘員の流入も止まらず、3万人規模を維持しているとみられている。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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