「パリ同時テロ」待ってましたと「共謀罪制定」持ち出す自民党!不安便乗のえげつなさ

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安倍首相「伊勢志摩サミット」花道説・・・谷垣リリーフの後に稲田朋美!ホントかよ

   このところ、週刊現代はこの国の将来についてそうとうペシミスティックになっているようだ。来年はリーマンショックのような恐怖のシナリオが予測されるという特集を巻頭で組んでいる。アメリカの利上げ、ドイツのVWショックとドイツ銀行の経営危機が引き金になり、株は1万5000円割れ、円は1ドル100円台前半になり、中国からの旅行者、インバウンドは減るとしている。

   株に関しては、週刊ポストが買い一辺倒で、週刊現代は売り専門のように大きく編集方針が変わった。週刊現代を読んでいると安倍首相の体調のように、どんよりとして先が見通せない暗い気持ちになる。

   景気見通しが明るくないためだけではないだろうが、このところ安倍首相の「体調悪化」についての記事が次々に報じられている。ついに週刊ポストは、5月に開かれる伊勢志摩サミットを花道に勇退するというシナリオがあると報じている。

   この背景には、もちろん安倍首相の体調への不安がある。このところ「別人のように無気力」(週刊ポスト)になっている安倍首相には参議院選で負ける前に引いてもらって、安倍首相のポチになった谷垣幹事長を据えようというのである。そうして力を温存して、意中の後継者である稲田朋美政調会長へ結びつける目論見だというのだが、これには菅義偉官房長官をはじめ反対するのが多くいるという。

   私も何のビジョンもリーダーシップもない谷垣では党内がまとまらないだろうと思う。安倍首相は体調が悪いのなら何も考えずにすっぱり身を引くことだ。そうすれば潔く2度も自ら辞任した首相として、後世に名前が残るかも知れない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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