「週刊現代」部数大幅減少!「週刊新潮」にも抜かれて編集長交代もやむなしか
ところで、ABCの2015年上期(1~6月)の雑誌の販売部数が発表になったので書いておこう。週刊文春が雑誌の中では第2位(第1位は家の光)で約42万部。だが、前年同期比では92・16%とかなり落ち込んでいる。次が週刊新潮で約31万部。これも前年同期比95・12%。週刊新潮に抜かれた週刊現代が約30万部。前年同期比は85・68%と落ち込みが激しく、これでは編集長交代は止むなしか。
フライデーが約14万部で前年同期比は91・66%。週刊大衆が約11万部で前年同期比は82・60%。週刊プレイボーイが約10万部で前年同期比が88・25%。週刊朝日も約10万部で前年同期比は86・73%。FLASHが約9万部で前年同期比は91・44%。
意外に健闘しているのが週刊ダイヤモンドで約9万部、前年同期比が102・99%と伸びている。週刊東洋経済も約7万部で前年同期比が109・29%。アサヒ芸能が約7万部で前年同期比74・81%と深刻である。AERAが約6万部で前年同期比は87・77%。サンデー毎日は約6万部で前年同期比は94・46%。ニューズウィーク日本版は約4万部で前年同期比は95・47%。月刊誌の文藝春秋は約27万部で前年同期比が96・15%。
こう見てくると、週刊誌は危険水域を超えて、いつ「休刊」してもおかしくないようだ。少し明るいのは日経ビジネスのデジタル版が3万2391部と健闘していることである。だが、これもビジネスに特化しているためで、一般雑誌やファッション誌ではまだまだ苦戦が続いている。