パリ同時多発テロの実行犯グループの残党がパリ市内に潜伏し、次のターゲットを計画していた。治安当局は同時テロの首謀者とみられるアブデルハミド・アバウト容疑者がパリ近郊のサンドニ地区のアパートに潜伏しているみて急襲し、残党らと銃撃戦になった。
この時の警察官と中にいた女とのやり取りの記録を「とくダネ!」は報じた。警察官「お前の恋人(アバウト)はどこだ」
女「彼は恋人じゃない」
女はアバウトのいとこらしいことが後で分かったが、このやり取りの直後、女は警察官の目の前で自爆した。この銃撃戦でテロ実行犯グループの残党2人が死亡し、8人が拘束された。
次の目標だったオフィス街と空港
ロイター通信電子版によると、残党たちは次のテロターゲットとして、パリ近郊の「ラ・デファンス」と呼ばれているオフィス街や空港を襲撃する計画だったという。テロ実行犯グループの潜伏アジトの一つだったパリ市内のホテルからは多数の注射器が見つかったという。薬物を打って気分を高揚させていたのだろう。
為末大(元プロ陸上選手)「今までの軍事作戦が通用しなくなり、標的が民間に向かっている。この混乱ぶりが怖いです」
文
モンブラン