横綱白鵬が大相撲11月場所の10日目、おととい17日(2015年11月)、関脇栃煌山相手に奇手「猫だまし」をやったことで物議をかもしている。立ち会いの時に相手の目の前でパチンと手をたたいて意表をつく技で、禁じ手ではないが、「横綱がやることか」との声があがっているのだ。北の湖理事長は「横綱としてやるべきことではない」と語った。
ヤフー投票では「問題あり」52・1%、「問題なし」47・9%
横綱は「大関の中でも品格、力量とも抜群の力士」とされるだけに、ファンの声も厳しい。「横綱だって勝たなけりゃいけない」(70歳代男性)、「横綱がやることではない」40代男性)、「ふざけるな」(70代男性)。ヤフーニュースの意識調査では「問題あり」が52・1%、「問題なし」が47・9%だった。
元相撲協会外部委員のやくみつる氏(漫画家)は「人として間違っている」と怒る。格下相手に奇襲をかけ、かけた後に体をかわして組むこともなく逃げて勝つなど、横綱の品性を疑うという。白鵬はこれまでも格下相手に張り手を連発するなど、品格に疑問が出ていた。
禁じ手でなければ何やってもいいのか
現役時代に猫だましをやった舞の海は「ユーモアもあったのでは」と言う。白鵬はツイッターで「1度はやってみたかった」と語っている。
司会の羽鳥慎一「相撲はスポーツでなく、神事だから勝ち方まで問題なのだともいいます」
禁じ手でなければ何やってもいいんだというのは、永田町の「一強政権」も同じだ。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト