「わが戦士は日本人も殺害した!」ISが機関誌で言及・・・バングラで射殺の星邦男さん

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   きのう18日(2015年11月)未明、パリの同時テロを捜査している警察とテロ集団の銃撃戦が起こった。3時間の撃ち合いの末、テロリストの女が自爆、男1人が手りゅう弾で死亡した。パリで新たなテロを計画していたという。

   フランス警察は襲撃を受けたバタクラン劇場の近くのゴミ箱で携帯電話を発見し、ここからテロリストの連絡先を突き止め、首謀者とみられるアブデルハミド・アバウド容疑者がアパートに潜伏している可能性が強いと見ていた。携帯には連続テロ直前に「開始する」というメッセージが残っていた。

   警察は電話盗聴などからメンバーの女を17日夜から監視していた。女はアバウドの親族だという。グループはパリ西郊のビジネス街デファンスで新たなテロを計画していたともいわれる。

   銃撃戦では警察と特殊部隊110人が動員され、5000発の銃弾が撃ち込まれた。アパートの3、4階の部屋は壊滅状態で、警察は男女8人を拘束したがアバウドはいなかった。

   アパートの持ち主の男性は、「テロリストと知っていれば貸したりしなかった」と話している。見知らぬ男たちが出入りしていたが、フードをかぶったりして話しもしなかったという。サンドニには近年、アフリカ系、中東系の住民が多くなり、治安上も問題の多い地区だった。

米国発パリ行2便に爆破予告

   この日、ロサンゼルスとワシントンからパリへ向かったエール・フランス機に爆破予告があり、それぞれソルトレーク・シティーとカナダ・ハリファックスに緊急着陸した。機内を捜索したが不審物はみつからなかった。いたずらの可能性もあるが、当局は匿名電話の主を追っている。

   また、トルコ政府は18日、イスタンブールでIS関係者と見られる8人を拘束したと発表した。モロッコからの観光客というが、ホテルの予約がなかったなど不審があったという。イスタンブールから陸路でシリアへ向かうのは、IS参加者のお決まりルートで、トルコ政府は今年だけで1000人以上を拘束している。

日本は十字軍連合の一員

   ISはエジプトでロシア旅客機を墜落させた爆発物の画像を、機関誌「ダービク」に掲載した。ソフトドリンクの缶と起爆装置らしい金属の筒、コード、スイッチ箱などの写真で、「ロシア機を墜落させた簡易爆弾」とある。ISは「当初、欧米の旅客機をねらったが、ロシアがシリアへの空爆を開始したため、標的をロシア機に変更した」「ロシアとフランスへの攻撃は成功した」としている。

   さらに、10月にバングラデシュで射殺された日本人、星邦男さんにも言及していて、「ISの戦士が十字軍連合の一員である日本人を殺害した」と主張している。

   司会の夏目三久「新たなテロを計画していたラ・デファンスとはどんな所ですか」

   龍崎孝(TBS解説委員)「パリの市街は古い建物が多く再開発できないので、凱旋門の西、セーヌ川の対岸に作った商業の中心地です。サミットもここで開かれました」

   夏目「ここを狙うということですか」

   龍崎「スタジアム、劇場、一般人のいるレストランに続いて、商業地区を直撃すれば、フランス全体への攻撃となりますからね」

   牧嶋博子(TBS解説委員)「首謀者を早く見つけてなんとかしないと、抑えようがない感じですね」

   IS対策はなによりも資金源を断つことなのだが、これがじゃじゃ漏れ。中東とイスラム(宗教)の矛盾は世界を混乱させる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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