「私はエイズウイルス(HIV)に罹っています」
ハリウッド俳優のチャーリー・シーン(50)はきのう17日(2015年11月)、アメリカNBCテレビでこう告白した。感染を知ったのは4年前で、現在は薬で治療しているという。
告白した理由について、「多くの人から金を要求され最高約1000万ドル(約12億円)支払った。だが、これからはもう払わない。それが目的だ。きょうは刑務所から解放された気分だ」と述べた。隠したままで金銭を要求されたり、今後訴訟されたりする対策のためにあえて踏み切ったようだ。
これまでに5000人の女性と関係もった
シーンは映画「プラトーン」や「ウォール街」などで日本でも人気の俳優だ。今はテレビでも活躍している。だが、これまで「5000人の女性と関係を持った」という発言や3度の結婚と3度の離婚、女性への暴行、麻薬使用の緊急入院など多くのお騒がせなエピソードがある。
今回もインタビューで「HIVに感染したとわかってから2人の女性と無防備な性交渉をした」と語り、訴訟される可能性がある。
司会の羽鳥慎一「もし、裁判になるとどうなりますか」
菅野朋子(弁護士)「民事的な不法行為による損害賠償と、故意があれば傷害罪で、殺人罪は難しいと思いますが、刑事事件になる可能性もあります」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「5000人というのが本当ならば、計算してみると、3日に1回ぐらい新しい女性と関係を持たない限り、こんな数字になりません。いかに常軌を逸していたかということですね」
アメリカでも「勇気ある告白」と称賛する声と「彼のことだから驚かない」という冷めた声もあるという。