きのう17日(2015年)午前4時ごろ、神奈川・横浜市の首都高横羽線上りで、緊急停止した2トントラックが運転手を下ろしたまま動き出し全焼した。荷台やタイヤ、車体が燃え上がり、爆発も数回あったが、原因はビニールだった。
トラックは炎上前、現場から7.5キロメートルほど離れた保土ヶ谷バイパスを走行時に、路上に散乱していたビニールを踏んづけていたという。ビニールは幅20センチ、長さ5~6メートルほどのシート状だった。
運転手が停車して確認すると、車体にビニールが絡まっており、それを取り除いて発車したが、10分後に異音がし、高速道路の路肩にトラックを停めて確認したところ、トラックの下から火が出ていたという。運転手が慌てて避難すると、トラックは無人のまま下り坂を走り始め、中央分離帯に衝突して炎に包まれた。
溶けてタイヤや燃料に燃え移り
JAF東京支部の根岸幸雄さんは「車体の下のマフラー部分は熱くなるので、ここにビニールとか燃えるものがひっかかると熔けたり燃えたりしやすいです。タイヤやプラスティック、燃料が燃えて、最終的には車全体が燃えてしまう」と話す。
森圭介アナ「(ビニールを)取り除いたと思ったが、残っていたということなんでしょうね」