「パリ同時多発テロ」危うい三色旗(自由・平等・博愛)!国民に強まる「イスラムもう来るな」

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難民受け入れ大幅修正か?同化政策の挫折

   国谷裕子キャスターがイスラム教やイスラム社会を専門に研究し、過激派の思想にも詳しい東京大学の池内恵准教授に聞いた。「フランスは500万人ともいわれるイスラム教徒を抱えています。その人たちに対してフランスは『同化政策』を取ってきましたが、今の悩み、ジレンマをどのように捉えていますか」

   池内教授「この事件は、これまでフランスが受け入れ能力を超えて行ってきた難民・移民政策を変えるきっかけにはなると思います。難民は別にテロリストということではありませんが、紛れ込んでくる危険を避けるという名目で、政策転換が正当化されるということはあり得るでしょう」

   国谷「フランスの世界観、つまり人権を重視する立場と、イスラム教とは相容れるのかという部分はいかがですか」

   池内教授「すべてのイスラム教徒がフランスに敵対的ということはないわけですが、イスラム教の根本的な教義の中には、フランスの人道主義・個人主義とは相容れない部分があるんです。これまでは、それはやがて同化されると思われていましたが、それができなくなったということを思い知らされた。それでショックを受けているというのが現実だと思います」

ビレッジマン

*NHKクローズアップ現代(2015年11月16日放送「緊急報告 パリ『同時テロ』の衝撃」)

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