阿藤快「職業は旅人。合間に役者」ロケ先でも地元にスッと入っていく人懐っこさ

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   映画や舞台での個性的な役柄と明るい食レポで人気だった俳優の阿藤快が亡くなった。寝ている間に発作が襲ったらしい。放送中のTBS系ドラマ「下町ロケット」で弁護士役を務め、先日公開された映画「シネマの天使」では閉館する映画館の映写技師を演じ、8日(2015年11月)の舞台挨拶では元気な姿をみせていた。舞台「MOTHER特攻の母 鳥濱トメ物語~」に2週間前まで出演していた。

しんどそうだった2週間前の舞台

   「下町ロケット」の主役の阿部寛は「突然の訃報にみなさんショックを隠しきれません。大先輩なのに、お茶目で謙虚で誰にも親しまれた方でした。まだまだご一緒させていただきたかった」とコメントした。

   舞台で共演した大林素子は「病院に行かれていて、クスリが効いたから元気なんだとおっしゃって、千秋楽(1日)に立たれた。病気なんですかって聞いても、歳だから、大丈夫だよって。クスリをもらうくらいだから、しんどかったのかな」と話す。

   おととい15日(2015年11月)、阿藤が仕事に現れず、連絡もとれなかったため所属事務所の社長が警察に連絡し、事務所スタッフや親族らが都内の自宅マンションを訪れると、ベッドに寝た状態で亡くなっていた。死因は大動脈破裂による胸腔内出血だった。苦しんだ様子はなかったという。前日の14日は69歳の誕生日だった。

   神奈川県生まれで、大学卒業後に俳優座に入り、1970年に舞台デビューした。多くの舞台、映画、テレビドラマに出演あした。シリアスでもコミカルでもなんでもこなし、個性的な容貌からときに不気味なオーラを発する怪優でもあった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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