胸、背中の痛み、飲み込み困難、かすれ声
医師・医療ジャーナリストの森田豊氏は大動脈留破裂について、「心臓から直径1~2センチの太い血管がつながっていますが、そこにコブができて破裂したということです」と解説する。昨年(2014年)は約1万人6000人が死亡、70代が多い。1度できたコブはほぼ元に戻らず、破裂すると致死率6~9割という。
羽鳥「事前に見抜く方法はありますか」
森田「非常に難しいですね。ふつうの検査ではまず引っ掛からない。動脈瘤が非常に大きくなると、胸、背中の痛み、飲み込みが困難、かすれ声が出たりします。とくに血圧が高めな人は、何か症状が出たときはCT検査(保険外の場合1~2万円)をした方がいいでしょう」
予防としては、やはり生活習慣をきちんとすることだという。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト