フランス政府はパリの同時テロを過激派組織「イスラム国」(IS)の犯行と断定し、全土に非常事態宣言を出した。ISはインターネット上に「武装した仲間たちが攻撃を行った。これは最初の攻撃だ」と声明を発表している。
フランス軍は報復の狙いもあるのだろう、15日(2015年11月)にシリアのラッカにあるISの拠点を空爆した。戦闘機10機により20発の爆弾を投下した過去最大規模の空爆だった。
すでに第2次攻撃を準備中?
ISが次のテロを準備しているのではないかという情報もある。CNNのウエブリポーターは、「同時テロから1時間以上たった13日午後11時31分、銃を持った4人組がドアを蹴って怒鳴りあっていた。警察はあんなに長いショットガンは持っていないはずです。この辺に潜んでいると思ったら一晩中心配だった」と話している。
公共政策調査会研究センターの板橋功センター長は「一般人が出入りし、警備が手薄のソフトターゲット、狙いやすく守りにくい場所を狙っています。日本でいつテロが起きても不思議でない」と警鐘を鳴らしている。
石戸奈々子(NPO法人「CANVA」』理事長)「日本も遠い国の出来事ではないと認識しないといけないと思います」
中東の成り立ちに日本は関与がほとんどないが、すでにISによるテロのターゲットにされている。連帯とか支援、国際貢献を求められれば、本腰を入れた関与を求められ、選択を迫られる時期が来そうな気がする。
文
モンブラン