私有地上空は勝手に飛べない
2つ目はバッテリーの性能向上だ。いまは2キロの荷物を運べるのはせいぜい8キロまでである。片道4キロしか飛べないので、バッテリーの開発が急務ということになる。
森圭介アナ「荷物が重くなればなるほどバッテリーも大きくしなければならないということですね。そうすると全体の重量はさらに重くなってしまうというジレンマがあります」
3つ目の課題が安全性の追求だ。実証実験を繰り返す必要があるため、「3年以内は難しいのでは」と鈴木教授は言う。
加藤「法的な問題はどうなんでしょうか」
菊池幸夫(弁護士)「たとえば、飛行ルートに私有地があったら、その上を飛べるのか。土地の所有権というのは上空にも及びます。そこを通るとなると、俺んち通るなということにもなるわけです。じゃあ、道路の上を通るのか。これも問題があって、現在、道路は道路交通法が適用されてますが、空中を通る場合も左側通行しなければならないのか。課題は山ほどあると思います」
安倍首相の言う「3年後」は無理だね。宅配業界へのリップサービスかな。