司会の羽鳥慎一が「東京オリンピック・パラリンピックに参加して楽しむ方法をご紹介します」という。運営ボランティアで、東京都主催の「外国人おもてなし語学ボランティア育成講座」(都民限定)には400人が応募した。7月(2015年)から始まっているのだが、最高は44倍という人気だ。
交通費も報酬もなし!有名選手に会ったり、間近で競技見られる特典
ボランティアはオリンピックの会期中8万人を採用予定で、都民でなくてもできる。空港や街での来場者案内、選手村での世話係など3000を超す職種がある。募集要項は18年夏ごろに発表されるが、選考、採用、研修を経て担当することになる。
アテネ大会やシドニー大会で経験した市居愛さんによると、年齢は18歳以上で上限はとくになく、元気なら大丈夫という。仕事をしながら、タイミングによっては競技を見ることもでき、選手と会える可能性もある。アテネ大会では記念の時計をもらい、大会後にボランティアだけのコンサートやパーティーもあったという。
ただし、交通費などはもちろんでない。自分でホテル手配をして、体調管理も自己責任だ。「世界的なイベントをつくり上げるのが何よりの報酬です」と市居さんは強調する。
羽鳥「お金の問題ではないですよね。ボランティアとはこういうものだと感じとるきっかけにもできます」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト