さい銭ドロ、一部始終を神様が・・・、いや防犯カメラが見ていた!粘着テープでカネ吊り上げ

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   福岡県糸島市の安産と育児で知られる産宮神社のさい銭箱から、現金などを盗んだとして住所不定、無職の野上善一容疑者(47)がきのう10日(2015年11月)、窃盗の疑いで逮捕された。3日前の7日深夜、境内に現れ、さい銭箱を物色し、逃げて行くまでの一部始終を防犯カメラにとらえられていた。

近所の人たちも張り込み

   午後11時半すぎ、上下のブルーの服装の男があたりを警戒しながらさい銭箱に近づく。手には70~80センチの粘着テープを持っている。この神社のさい銭箱はがっしりとしたスチール製で、拝殿に固定されており、引いても押しても動かない。中には紙幣や硬貨が1枚か2枚入るかどうかの隙間があるだけ。手を入れることができない。

   どうやって盗むか。そこで必要なのが粘着テープだった。隙間にテープを差し入れ、金をくっ付かせて引き出すわけだ。何度か試みて、計3000円と宝くじ数枚を盗み出し、バッグを肩にかけ得意げに逃げて行った。

   ところが、さい銭泥棒で悩まされていた神社は防犯カメラを設置し、近所の人たちに協力を得て張り込みしており、男の車のナンバーを確認して御用となった。

産宮神社「上手に盗むもんですねえ」

   神社の岡本国夫さんは「針金で取るかとは思っていたが、粘着テープとは。上手に盗んだものです」と話しているが、神社の方が一枚上だったようだ。

   司会の羽鳥慎一「みんなが願いを込めたお金ですからね、普通の窃盗とは意味合いが違いますよね」

   野上慎平アナ「さい銭箱は木製だったのですが、金属製にして、さらに下に固定した2台目なんです。それだけ被害が続いていたということです」

文   一ツ石
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