記録に残せ!労働時間、脅し、賃金明細・・・
飲食店チェーンで毎日ほぼ12時間の労働を強いられたアルバイト学生が、賃金の一部が未払いだと不当労働行為の救済を都に申し立てた。その際に証拠として提出された携帯電話の録音があった。「殺してやっから」「殺されてえんだろ、お前」「ぶっ飛ばされてえんだろ」「今向かってっからよ」
店長が学生アルバイトを怒鳴っていた。 まるでヤクザだ。チェーン店のフランチャイズ本部はこの暴言を認めた。
学生を支援しているブラックバイトユニオンの渡辺寛人代表は、「記録を取ってほしい。労働時間も記録さえとっておけば、あとから請求することができます」「パワハラとかセクハラとか、『損害賠償請求するぞ』と脅されるようなら、音声を録っておく。あとで身を守る役に立ちます」とアドバイスする。
ユニオンを始めた当初は月10件だった相談が、いまは50件以上あるという。渡辺さん「店も塾も、店長、塾長がひとりいるだけで、あとはみんな学生アルバイト。コンビニでもそう。非正規社員が基幹戦力になっているので、声をあげにくいと思う人も多いようです」
その弱みにつけこんで成り立っている商売ってなんなんだ。「あさチャン!」はここまで取材していながら、コメントなし。どうかと思うよ。
文
ヤンヤン