岐阜県関市の山奥にある小さな池が「モネの絵に似ている」と人気を集めている。透明な水に睡蓮の花はたしかにそっくりで、錦鯉も泳ぐ。週末の1000人ほども見物に訪れるという。今ではずばり「モネの池」とよばれ始めた。
湧水で養分少なく透明な水
もともとは貯水池だったが、湧水で養分が少なく、微生物が育たないため水の透明度が高い。18年前に整備したときに近くの生花店が睡蓮を植えたのが始まりだ。
生花店は「当時はモネのことは知らなかった」というが、これを近くの紫陽花祭にやって来た写真家が撮って、ネットにのせたことで一気に知られるようになった。「モネの池を見に来た」(若い女性)、「睡蓮の池がきれいときいてきた」(年配女性)、「2回目です。1週間前にも来ました」(中年男性)と人が集まる。誰が入れたかわからない錦鯉も好評だ。
地元の温泉施設は大賑わい
おかげで、地元の温泉施設などの仕入れが1・5倍になり、飲食店のおしぼりがそれまでの30本程度から100本以上になったという。一方で、駐車場は平日でもいっぱいになり、男女兼用のトイレが1つしかないなどの問題も起きている。
湧水なので水温が一定で、冬になっても凍らない。睡蓮の葉が枯れず、季節を追って色づいて「紅葉」もするという。
司会の羽鳥慎一「とにかくムチャクチャきれいだそうです」
石原良純(タレント)「自然と人の手が微妙に入っているのがいいですね」
羽鳥「欲のないところから生まれました。山奥にこんな素晴らしい場所があるのですねえ」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト