「円安特需」喜んでばかりでいいのか?庶民や小売りは輸入物価高、出血値引き

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   「ここ数年、外国人旅行者は増加する一方」などと、「あさチャン!」のナレーションはいい加減だ。正確には「円安以降」、つまり安倍さんが「お札をじゃんじゃん刷って」といって首相になって以降だ。昨年(2014年)は1341万人で過去最高となったが、今年は9月まででこれを上回る1448万人となった。彼らが落とすカネ、「インバウンド消費」は昨年中頃は5000億円超だったものが、今年初めは7000億円超、この7~9月期は初めて1兆円を超えた(観光庁調べ)。日本中がこのカネに熱い視線を注ぐ。

居酒屋「ワタミ」東京・六本木に外国人専用和食店

   東京駅近くに先頃オープンした家電量販店「Concept LABI TOKYO」は、総勢30人の外国人スタッフをそろえ、中国、台湾、韓国、欧米なんでもござれだ。六本木には外国人「専用」の和食レストラン「銀政」もできた。手がけたのは居酒屋チェーンの「ワタミ」である。2年連続赤字だが、これを「完全予約制」「外国人限定」で突破しようという戦略だ。

   どちらも、団体客で効率的に利益をあげようというものだが、まずは順調に推移しているらしい。円安に日本流のきめ細かいサービスがつけば鬼に金棒。受けがいいのは当たり前だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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