ミャンマー『アウン・サン・スー・チー政権』でどうなる?アジア最後のフロンティア

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日本企業も注目する総選挙

   ミャンマーの総選挙後を注視しているのは国内外の経済界だ。選挙後を見据えた動きもすでに活発になってきている。ミャンマーの経済人も右往左往の真っ最中だが、日本の企業関係者もそれは同様だ。日本人ビジネスマンからは「NLDが結構議席を取ると思うんですが、それでまた今までの体制とガラっと変わるのはどうなのかなという不安があります」「政治が混乱すると、一般の人、とくに労働者が影響を受けると思っています。安定した政権・政治が一番だと思っています」などの声が上がっている。

   国谷「日本の方々が心配しているのは何ですか」

   工藤教授「スー・チーさんが軍事政権時代に『反ビジネス』と思われるようなことを時々言ってたんですね。たとえば『投資をしないでくれ、貿易もしないでくれ』、場合によっては『観光にも来ないでくれ』と言ってた時代もあるんです。それはそういった活動が軍事政権を支援してしまうからということなんですが、これが記憶に残っている人も多いと思います」

   軍と二人三脚でやってきたミャンマー経済界が、新政権と協力的な関係を築くのかが注目点のようだ。

ビレッジマン

*NHKクローズアップ現代(2015年11月2日放送「『最後のフロンティア』は開かれるのか~ミャンマー民主化の行方~」)

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