横浜市中区で今年8月(2015年)から8匹の猫が相次いで不審な状態で死んでいるのが見つかっている。近所の人によると、下半身が動かない、ふらつく、泡を吹く、吐くといった症状で、奥まった路地などで倒れており、異物を餌として食べたとみられる。
クルマの不凍液
診察した獣医は「腎臓の数値が上昇しており、急性の腎不全ではないかと判断しました。薬物の投与によってそういう状態を引き起こしてしまうこともあります」と話す。原因としては、車に使う不凍液ではないかという。ガソリンスタンドやホームセンターなどで簡単に入手でき、猫が好みそうなほんのり甘い味がするそうだ。
現場の夜を歩くと、あちこちに猫が飛び出す。猫よけのペットボトルを並べている家もある。この地域で猫が増えたのは、以前飼っていた人が20匹ばかり置いたまま引っ越したためだ。その対策に12、3年前から避妊や去勢手術、餌の管理をする「地域猫」として世話をするようになった。なかには「フンをする」「臭いがする」「ちらかされる」などと不快に思う人や迷惑をこうむったりする人もいる。
元飼い主の引っ越しで20匹置き去り
司会の羽鳥慎一「猫が好きな住民とそうでない住民との間に溝の状況があって、それも一つの原因ではないかということでしょうか」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「たしかに誰もが猫が好きなわけではない。でも、だからといって、殺していいということではないですよ」
菅野朋子(弁護士)「行政がもっと力を入れるべき。もともと人間の問題で、放置した飼い主にはもっと罰を与えるべきですね」
キャスターの宇賀なつみ「猫は可愛いし、今回のことはあまりにひどいと思います」
羽鳥「毎日の生活ですから、苦手な人もいますので、地域の難しさがありますね」