老朽化のため建て替えられるホテルオークラ東京本館の家具、調度品の販売がきょう4日(2015年11月)から始まった。小物や備品をアクセサリーなどに加工したものは値段が付いているが、家具や照明器具などはネットでオークションになる。世界のセレブが使ったかもしれないものが安く手に入るかもよ。
ルームナンバーのプレート6000円、クッション1万円~
ホテルオークラ東京は1962年のオープンした。高度成長のとば口で、帝国ホテルやホテルニューオータニと並んで、64年の東京オリンピックから始まる戦後日本の繁栄を象徴するホテルだった。建物や調度は日本の伝統美を取り入れたモダニズムの旗頭でもあった。ロビーに吊り下げられた「オークラ・ランターン」や花びらのような配置のテーブルとイスが有名だった。
53年の歴史は華やかさに彩られる。数々の国際会議の場となり、国賓クラスからマイケル・ジャクソン、マドンナ、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットらのハリウッドスターも宿泊者名簿に名を刻んだ。
現物で売られるのは「ルームナンバーのプレート」(6000円)、扉の前にあった新聞受けを加工した「ブックスタンド」(5500円)、宴会場の壁紙を使った「クッション」(1万円~)などだ。レストランのシャンデリアをバラして加工したネックレス、ペンダント、ピアスもある。
佐藤渚アナ「ずばりおいくらですか」
100万円ほどだという。加工にダイヤモンドと金が使ってあり、きょう午後6時からチケットぴあで販売する。
オークションでの販売となるのは、貴賓室、レストラン、ロビーなどで使われてきた家具類である。革張りのデスクやイスもあれば、レストランの変哲のないイスもある。傷もあり、それがホテルオークラの歴史か。いくらの値をつけるかはあなた次第というわけだ。こちらは午後1時から「ヤフオク!reU funding」で入札がはじまった。
シャンデリア加工したアクセサリー100万円
大門小百合(ジャパンタイムズ執行役員)「素敵ですよね。日米交渉なんかでよくここでインタビューさせてもらいましたが、海外からも惜しむ声がある」
石井大裕アナが司会の夏目三久に「あのピアス、ひとつどうですか」
夏目「100万円でしょ」
石井「『あさチャン!』で来週あたり付けてもらって」
水曜担当キャスターの博多華丸はオークラには無縁らしく、「まったく思い出がないから遠慮しておきます」
佐藤「家具の中には、ロイヤルスイートで使われていたものもあって、ハリソン・フォードとか、大統領のリチャード・ニクソンとかも使ったものもあるそうです」
夏目が博多に「ひとつどうですか」
博多「証拠ありますか」(爆笑)
売り上げは東日本大震災の被災地で音楽教育を行っている団体などに贈られるという。