若年人口減って経済成長鈍化
それでも、80年に9億人だった中国の人口は15年には13億人とむしろ増えた。寿命がのびたためだ。一人っ子政策をやらなかったら17億人になっただろうというから、一定の効果はあったらしい。ところが、経済成長が鈍って、若年の人口減に危機感を持った政府がついに政策廃止を決めたのだ。
中国人ジャーナリストの周来友さんは「中国人民はいつも政府に振り回されています。都市部では養育費が高騰しているし、農村では老後の面倒を見てくれない若者も増えたので、すぐに人口は増えないでしょう」と話す。
宇賀なつみキャスター「ここまでやってきて、労働人口が足りないから廃止というのも勝手な話ですね」
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あっちゃん| 似顔絵 池田マコト