中小企業が密集するものづくりのメッカ、大阪府東大阪市で先月31日(2015年10月)午前0時50分ごろ、21歳の会社員と専門学校生の女性が路上を歩いていると、自転車に乗った男が近づいてきて口に含んだコーヒーを顔に吹きかけられた。男はそのまま走り去った。女性にケガはなかった。
岸本哲也プレゼンターは「男は女性のおびえる目をニヤニヤしながらじっと見ているというから、その異常さは女性にとって怖いですよ」と伝える。
10月下旬から連続10件
被害にあった別の20歳代の女性のケースは次のようだった。先月21日午前1時ごろ、女性が自転車を押し歩いて帰宅中、頭から缶入りコーヒーを掛けられた。「誰、何すんの!」と叫ぶと、男は笑いながら見つめその場を立ち去った。
ところが、女性が自宅マンションの駐輪場に自転車を止めようとしたときに男は再び現れ、無言のままコーヒーをかけてきたため、「やめて!」と大声で叫んだ。女性の声に気づいた近所の男性が外に出ると、被害者の様子をうかがうようにゆっくり自転車をこいでいた男は、男性の足音でスピードを上げ去っていたという。
東大阪市では、近鉄奈良線・河内永和駅と隣りの河内小阪駅にまたがる半径2キロ圏内で同様の事件が10月20日以降10件も起きている。狙われたのは19歳から35歳の若い女性ばかりで、午後9時から午前3時の深夜に集中している。
文
モンブラン