きょう30日(2015年10月)から「第44回東京モーターショー」(東京ビッグサイト)が始まった。中山美香リポーターが一足早く取材した。注目はなんといっても自動運転車だ。
ホンダはハンドルもアクセルもブレーキもない2人乗り小型車を提案している。メルセデス・ベンツの提案はもっと豪華で、座席がまるでホテルのラウンジのような向かい合う配置になる。運転席を後ろ向きにしても自動運転が可能なのだという。
中山が各メーカーに「実際に乗れるようになるのはいつですか」と聞くと、「5年後の2020年には実用化を目指す」と口を揃えた。安倍首相が「2020年の東京にはきっと自動運転車が走り回っています」と発言したからだというのだが、信じられますか?
3つの大きな課題「地図情報の高度化」「道路交通法改正」「事故責任」
国際自動車ジャーナリストの清水和夫さんは自動運転自動車には3つの課題があるという。運転時の情報を読み取るための地図情報の高度化、道路交通法の改正、事故責任はどこが負うかだ。
武井壮(タレント)「GPSの地図もトンネルに入るとわけ分かんなくなることもありますからね」
司会の加藤浩次「責任問題になったら、乗ってる人に責任はないのか。ないとすればメーカーが全部責任を負うのかという問題になりますよね」
菊池幸夫弁護士「保険もそこへどう組み込んでいくのかとか課題は大きいですよね」
加藤「全部が自動運転だったら事故が起きないかもしれない。でも、自動運転じゃない車も混ざってくると難しいんじゃないかと思いますね」
武井「安倍さんは2020年に走り回っているなんて言ってますけど、可能なのはオリンピックの選手村だけかも知れませんね」
クルマは運転することの楽しさというのも大きいんじゃないかな。単なる移動なら鉄道やバスでいいんだもの。
ビレッジマン