野球賭博で今度はダルビッシュ有投手の弟が逮捕された。しかも胴元役で悪質性は高い。大阪府警は27日(2015年10月)、ダルビッシュ翔容疑者(26)ら8人を賭博開帳図利の疑いで逮捕した。
賭けの対象にしていたのは日本のプロ野球の試合、米大リーグの公式戦44試合だった。翔らが胴元になって無料通信アプリのLINEを使い、客16人から掛け金の取りまとめを行っていた。今シーズンだけで客16人から集めた掛け金は約5億円、翔らに入ったテラ銭と呼ばれる手数料はその1割、5000万円にのぼるとみられている。
東京五輪の追加種目選考にマイナス
翔は2011年に女性の顔や腹を殴り傷害容疑で逮捕され、有罪判決を受けている。格闘家としてデビューしマスコミを賑わせたこともあった。フェイスブックには12月から飲食店をオープンさせるという記述があり、「初心に戻りやり直す」と書き込んでいた。
司会の小倉智昭は「東京五輪の候補種目に野球が入ったなかで、巨人選手の野球賭博に続いて、今度は米大リーグの選手の弟がこれではねえ。これ絶対にマイナスになりますね」
米国ワシントンの新聞も報道
デープ・スペクター(テレビプロデューサー)「ワシントンの新聞には今回のニュースが載っています。しかも巨人選手の野球賭博と一緒に。イメージ悪い。ダルビッシュ有選手が気の毒ですよ」
コラムニストの深澤真紀も「中継ぎの胴元をやっていたということですから、出来心ではなく悪質。お兄さんの名前を使っていたのではという気がする。何かいい情報を知っているのではないかなというイメージで、情報を流すふりをするなどいろいろなことができるし、十分ありうること」と厳しい見方をしていた。