東京五輪などに向けたテロ対策として、全身をスキャンし、危険物などを検知するボディスキャナーの新型機が登場した。きょう27日(2015年10月)から羽田空港や成田空港で試験運用され、2020年までに全国の主要空港に配置される予定だ。
これまでスキャナーはボディラインがはっきり映ってしまうため、プライバシーの侵害だといった懸念の声があった。新型スキャナーはモニターに人型の画像と危険物の位置が表示されるものの、細かな体のラインは表示されない。また、スキャンしたデータはそのつど廃棄され、プライバシーに配慮されている。
ロバート・キャンベル(東京大教授)「いままでくっきり見えていたものを見えなくしたのが進歩だというのが、ちょっとおもしろいと思いますね」
司会の加藤浩次「たしかに。鮮明に見せるのが技術革新かと思っていましたかね」