先週末あたりから各地でマイナンバーの通知票配達が始まった。千葉県鎌ケ谷市の自転車販売店には家族3人分のマイナンバー通知の簡易書留がとどいた。店主の井上秀雄さんは「クレジットカードの更新かと思っていた。こんなに早いとは驚きました」「今まで必要なかったのに、ひと仕事増える印象だ」と言い、印鑑などと一緒に保管することにした。
家具店に合鍵注文3倍!企業は保管に四苦八苦
届いたらどうするかを街の人に聞くと、「免許証と同じ扱いにする」「考えていない。持ち歩こうか」「通帳と同じにします」などの声が多い。「シュレッダーにかけて捨てちゃう」という年配の女性もいた。なまじとっておくと心配になるという。必要なら役所へ行けばいいと考えている。
千葉県の男性は自分のナンバーをネット上に公開した。「いらないという意思表示のためにした」と話す。「どういう人がどういうことをするか分からないので、老後に危険があったらしかたない」と思っているそうだ。
オフィス家具店では合鍵の注文が去年の3倍に増えた。保管のためにロッカーなどを新しく買うより、合鍵を用意することで経費を抑える会社があるのだ。マイナンバーを記載していない住民票を求める自動車学校もある。不必要に入手しないやり方だ。
さっそくマイナンバー詐欺!「登録料必要」と1万2000円
千葉県いすみ市ではおととい24日(2015年10月)、79歳の男性宅を訪ね「市役所から来た。登録料が必要」と1万2000円をだまし取った女(37)が詐欺の疑いで逮捕された。付近で同じような被害が4件あった。
司会の羽鳥慎一「詐欺に気をつけていただきたいと思います。宇賀ちゃんには通知が来ましたか」
宇賀なつみキャスター「来てないです」
羽鳥「よかった。東京はまだです。来ていたら危ない」
きのうまでに通知が届いたのはほか北海道や14県で、東京や大阪はきょう以降になる。来月11月末までには全国5万4000世帯に届く。
羽鳥「通知票は持ち歩かない方が安全です。どんな問題やトラブルが起きるかは、これからでないとわかりません」