マイナンバーの啓蒙(?)に力をいれている「あさチャン!」が、各世帯に届き始めた申請書類の扱いをあらためて解説した。わざわざ石川・珠洲市や長野・小布施市まで出かけて、ご近所が集まって相談している様子をルポした。
届くのは(1)間ナンバー通知のカード(2)個人番号カード申請書類(3)説明パンフレット(4)返信用封筒の4つだ。あくまで通知だから、「個人番号カード」の申請は任意で、持ちたくない人は申請しなくていい。「便利」と「不安」をはかりにかけて判断することになる。
スマホでもOK「個人番号カード」申請
申請の方法は、送られて来た申請書に記入して返送するのがひとつ。この場合は写真を同封しないといけない。こういう写真はダメというのを月曜キャスターの澤部佑がやってみせた。「正面を向いていない」のはダメ、「笑顔」もいけない。そして「全身写真」もいけませんと。
スマホでも申請できる。QRコードで用紙を読みとり、それに従って記入する。顔写真を自撮りして送信すればいいようだ。
司会の夏目三久「(顔写真が)ダメだった場合はどうなるのでしょうか」
藤森祥平アナ「もう1回ということになるんでしょうね」
さらに、証明写真のボックスからもできるという。いい写真を載せたいと思えばこれはいい方法かもしれない。ボックスの画面にマイナンバーの申請書式が現れるので、通知されたQRコードで確認して手続きする。
カードは20歳以下は5年ごと、20歳以上は10年ごとに更新する。10年も経てば相当変わるかからいい写真をつけたい。ただし、この写真機「Ki-Re-i」はまだ全国で700台(うち東京に200台)しかない。来年3月(2016年)までに1500台増設という。
届き始めた「通知書」詐欺グループは虎視眈々
さっそくカードをネタの詐欺も出た。24日(2015年10月)、千葉・いすみ市の79歳の男性宅を「市役所から来た」という女性が訪れた。「マイナンバー・カードにお金がかかる」といって、「1万2000円を徴収する」という。
男性は金を渡し「領収書は?」といったが、女はそのまま立ち去ったため警察に届けた。そして、きのう25日に警察が似た風体の女性を発見し、詐欺の疑いで逮捕した。37歳で、「見知らぬ男に頼まれてやった」と話しているという。
夏目「通知カードは簡易書留で来るということですから、このような詐欺にはどうぞご注意を」
ほかにも、「マイナンバー」をネタにした詐欺は出始めている。手続きよりもそっちの対策の方が必要なようだ。